このページの先頭です
歌い手として活動したい人達の支援サイト。録音、動画、MIX、歌唱、機材などなど。
ホーム > 歌い手どっとねっと。 > 録音 > 4.オーディオインターフェースは何を選べばいいの?

4.オーディオインターフェースは何を選べばいいの?

snowgirl.jpg

 

 

オーディオ・インターフェースって名前からしていかにも難しそうです。

 

 

でも、歌い手にとって、オーディオ・インターフェースについて知っておいた方がいい機能は、次の3つだけです。

 

  • マイクのノイズを取ってくれる。
  • コンデンサーマイクに電源を供給してくれる。
  • 生放送でステミキできる。

 

これだけ知っていれば、特に問題ありません。

あとは使っていくうちに、なんとなく分かってきます。

 

 

じゃあ、そんなオーディオ・インターフェースは、何を選んだらいいのでしょうか?

 

 

歌い手さんが使っているオーディオ・インターフェースの種類は、実はそんなに多くありません

値段や機能を考えるとどうしても、いくつかに絞られてしまうからです。

 

 

 

多くの歌い手さんが使っているオーディオ・インターフェースは、大体次の種類に絞られます。

 

 

 

では、この中で何が自分に合っているのかを探すために、

一つ一つ歌い手から見た特徴を説明していきますね。

 

 

 

 

ROLAND(EDIROL) UA-4FXの特徴

EDIROL USB オーディオキャプチャー UA-4FX

色々な歌い手のサイトを見ていても、

いまだにこのインターフェースが出てきますね。

 

 

既に販売が終了しているのに、

いまだにUA-4FXが歌い手に支援されているのには、

理由があります。

 

 

それは、機体が小さくて機能がシンプルなのに、

歌枠で使うリバーブ(エコー)が簡単にかけられるから、です。

(ただし、オケにもリバーブが入ります。)

 

 

このあとにTRI-CAPTUREQUAD-CAPTUREが出ましたが、

そのままではリバーブ(エコー)が使えないので

買い換えずに使っている人が今も多くいます。

 

 

 

特徴をまとめるとこんな感じです。

 

 

  • 生産が終了しているので、中古しかない。
  • コンパクトで置き場所に困らない。
  • 機能がシンプルで使いやすい。
  • リバーブ(エコー)をかけられる。(ダブリング等もできる)
  • 価格はちょっとだけ高め。(中古で20,000円前後)
  • ステミキの方法が少し面倒。(ステミキの方法は水おいしいです。さんが詳しいです。)
  • ダイナミックマイクの音量が少し小さい。

 

 

 

ROLAND TRI-CAPTUREの特徴

Roland USB Audio Interface TRI-CAPTURE UA-33

 

TRI-CAPTUREUA-4FXが歌い手に凄く売れたので

機能をシンプルに、価格を安くして、

歌い手さん向けに売り出された製品です。

 

 

しかし、そのままではリバーブ(エコー)がかけられないという不満が出ました。

リバーブ(エコー)は別の方法水おいしいです。さんが詳しいです)でかける必要があります。

 

 

それでも、生放送をする機体としては、安くて良いものです。

 

 

 

特徴をまとめるとこんな感じです。

 

  • コンパクトで置き場所に困らない。
  • 機能がシンプルで初心者にも使いやすい。
  • リバーブ(エコー)がそのままではかけられない。
  • 価格が安い。(15,000円前後)
  • ステミキが簡単。
  • 録音音質がいまいち。(という評価がある)

 

 

 

 

ROLAND QUAD-CAPTUREの特徴

Roland USB Audio Interface QUAD-CAPTURE UA-55

 

QUAD-CAPTUREは、TRI-CAPTUREをより良くしたものです。

より良くなっているので価格が少し高くなっています。

 

録音とか簡単なMIXができるDAW(SONAR X1 LE)が付属しているので、

フリーのDAWを使う必要がありません。

 

しかし、残念ながらやはりそのままではリバーブ(エコー)をかけられません。

 

 

ですが、生放送と録音まで考えると、

バランスのとれた、いい機体です。

 

 

 

特徴をまとめるとこんな感じです。

 

  • コンパクトで置き場所に困らない。
  • 機能がシンプルで初心者も困らない。
  • リバーブ(エコー)がそのままではかけられない。
  • 価格はちょっと高め。(25,000円前後)
  • ステミキが簡単。
  • DAW(SONAR X1 LE)が付属している。

 

 

 

 

ROLAND OCTA-CAPTUREの特徴

Roland 24-bit/192kHz Hi-SPEED USB Audio Interface OCTA-CAPTURE UA-1010

 

OCTA-CAPTUREは、これより前のTRIやQUADと名前が似ていますが、

機能と価格からみて、ほぼ別モノです。

 

 

お金に余裕があり、ミキサーの知識があれば、

買ってみてもいいかもしれませんが、

あまり初心者向きではありません。

 

 

しかし、機能は充実しています。

(ミキサー機能が搭載されています。)

 

もちろんリバーブ(エコー)もかけられます。

 

 

よく、OCTAのリバーブ(エコー)機能

TRIやQUADにあったら、もっと売れたと言われます。

 

 

 

特徴をまとめるとこんな感じです。

 

  • 幅が少し広いけど、そこそこコンパクト。
  • 多機能で、SEND量を決めたりPAN振りもできる。
  • リバーブ(エコー)がかけられる。
  • 価格が高い。(50,000円以上)
  • DAW(SONAR X1 LE)が付属している。
  • 録音品質が最高。

 

 

 

次の2機種は初心者の方は機体のデザインを見ただけで、

「無理!」となってしまう人が多そうです。

 

 

でも、あえて載せたのは、多機能な割に安い、からです。

 

 

TRI-CAPTUREやQUAD-CAPTUREには

リバーブ(エコー)機能がありません。

しかし、値段は大して変わらないのに、

次の2機種にはリバーブ(エコー)機能以外にも

色々機能があるので、生放送で色々できます。

 

 

 

 

ALESIS MultiMix 8 USB FXの特徴

ALESIS 8チャンネルデスクトップミキサ Multimix 8USB FX

 

MultiMix 8 USB FXは、

ーディオ・インターフェースとミキサーを合わせた機体です。

 

 

初心者向けではありませんが、

ミキサーの機能も使いたいという人には良い機体だと思います。

 

 

リバーブ(エコー)などの効果も使えますし、

イコライザーも使えます。

 

 

価格も安いので、ミキサー機能があっても大丈夫

という人や、買ってから覚えます!

という人には、とても良いと思います。

 

 

 

特徴をまとめるとこんな感じ。

 

  • 機体が大きいので、置く場所を選ぶ。
  • 多機能でミキサー機能が使える。
  • リバーブ(エコー)をかけられる。
  • スイッチが多くて、初心者に向いていない。
  • 値段が安い。(15,000円前後)
  • ステミキが簡単。
  • 音質が軽い。(という評価がある)
  • DAW(Cubase LE)が付属している。

 

 

補足ですが、次のproFX8と比較した時に、

モニタリング音(ヘッドフォンに来る自分の声)をOFFにできる、

という特徴もあります。

 

 

 

 

Mackie proFX8の特徴

Mackie PROFX8

 

proFX8もオーディオ・インターフェースとミキサーを合わせた機体です。

 

 

MultiMix 8 と同じように、初心者向きではありませんが、

ミキサー機能も使いたい人には、良い機体です。

 

価格はMultiMix 8 より少し高いですが、

音質評価も良く、重量感もあり、使い勝手も良いです。

 

 

 

特徴をまとめるとこんな感じです。

 

  • 機体が大きいので置く場所を選ぶ。
  • 多機能でミキサー機能が使える。
  • リバーブ(エコー)がかけられる。
  • スイッチが多くて初心者向きではない。
  • 値段は普通。(25,000円前後)
  • ステミキが簡単。
  • 音質に問題はない。(ただし、環境によってノイズが入ることがあるらしい)

 

 

 

 

まとめ

matome.jpg

 

オーディオ・インターフェース選びは、

どれも一長一短で困りものですね。

 

ですが、長く使うものなので、

できれば自分に合ったものを選びたいものです。

 

 

最後に、タイプ別機体をおすすめしておきます。

あくまで一つの考え方なので、

必ずこれを買え!ということではありません。

 

こんな風に選んでもいいんじゃないかな、

というくらいのものです。

 

 

参考にしてみてください。

 

 

お金をかけられない人は…

を選びましょう。

 

 

機能がシンプルリバーブ(エコー)を簡単にかけたい人は…

を選びましょう。

 

 

機能がシンプルバランスがいいものを選びたい人は…

を選びましょう。

 

 

お金をかけられて、音質にこだわりたい人は…

を選びましょう。

 

 

多機能で、バランスがいいものを選びたい人は…

を選びましょう。

 

 

 

今回は以上です。

使うオーディオ・インターフェースは決まりましたでしょうか?

さて、次回の歌ってみたどっとねっと。では、録音に使うソフトの選び方をお話します。

 

 

>次回 録音に使うソフトの選び方 

 


今回の記事はいかがでしたか? 良かったら共有してね!


関連記事



録音   2013/11/06   WebMaster
タグ:録音 , 機材

▲このページのトップへ