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2.ボイトレを受けようか迷っている人へ2

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今回は、前回に引き続いて、

ボイトレについてのお話をしたいと思います。

 

 

前回は、

ボイトレを受けた方が良い理由について説明しました。

 

 

 

道を知らないまま進むよりも、

道を知っている人に教えてもらった方が早い

という話でした。

 

 

 

 

今回は、ボイトレを受ける時に気にしがちな幾つかの点についてお話します。

 

 

 

クラシックのボイトレとポップスのボイトレ

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少し、検索を使って調べたことのある方なら、

知っているかもしれませんが、

ボイトレのトレーナーさんには、大きく分けて

 

クラシック声楽をベースに教える先生

ポップスをベースに教える先生

 

がいます。

 

 

 

 

 

クラシックベースで教える先生と、ポップスベースで教える先生の一番の違いは、

歌に対する考え方だと思います。

 

 

 

クラシック声楽の先生は、やっぱり男性でも女性でも、

美しい声にこだわります。

 

 

癖のない綺麗な発声を目指す方が多いです。

 

 

対してポップスの先生は、

その人の声の特徴を活かすような発声を好みます。

 

 

 

これは、どちらが良いというものはありません。

 

 

 

また、クラシック声楽の先生にボイトレを受けると、

腹式呼吸を徹底的に教え込まれます。

 

 

ポップスの先生の中には、腹式呼吸は別に意識しなくて良い

という方が結構います。

 

 

 

ただ、どちらにしても目指しているところは基本的に同じです。

 

 

方法は違いますが、美しい歌声や、カッコいい歌声

聴いてて気持ちいい歌声を出せるようになるのが目標です。

 

 

 

 

では、なぜトレーナーの種類を二つに分けたのかというと、

先入観とか相性があるからです。

 

 

 

例えば、クラシック声楽は、ボイトレを受けたいと思う人に、

悪い印象を与えている場合があります。

 

 

いわゆるクラシック的な発声は美しいですが、

綺麗すぎて敬遠されるということが結構あります。

 

 

確かに、クラシック的な発声をそのまま使っては、

ポップスではおかしいと感じてしまうでしょう。

 

 

ですが、それはクラシック的な発声

そのまま使わなければ良いです。

 

 

 

また、クラシック声楽の基礎練習は、発声に凄く大切なので、

クラシック声楽の先生を選ぶのも良い選択です。

 

 

 

ポップスの先生は、その人の特徴的な声を活かそうとします。

 

 

例えばハスキーな声の人なら、そのハスキーさを殺さないように、

発声を教えてくれるでしょう。

 

 

 

また、一般的には、クラシック声楽の先生に教わるよりも、

ポップスの先生に教わる方が、肉体的には楽です。

 

 

ポップスの先生は、クラシックの先生ほど、

美しい発声へのこだわりが強くありません。

 

 

美しい発声よりも、その人の声を活かしたカッコいい発声や、

個性的な特徴をつかんだ歌い方を教えてくれます。

 

 

 

歌ってみたを目指す人にとって、どちらの先生が良いかは、

やっぱりその人によります。

 

 

一般的には、ポップスの先生についた方が、

自分の思ってるようなレッスンを受けられるかもしれません。

 

 

クラシックのような、発声が綺麗になるまで、

極端にシンプルなトレーニングの繰り返しということは少ないと思います。

 

 

早く、課題曲や自分のやりたい曲のレッスンに入れるでしょう。

 

 

そういう流れの方が楽しく続けられる人は、

ポップスの先生の方が良いと思います。

 

 

 

 

そうではなく、まず、基礎を大切に、

喉への負担が少ない綺麗な発声をとことんマスターしたい人は、

クラシックの先生についた方が良いです。

 

 

 

スクール形式の教室なら、両方の先生につくこともできるので、

1回はクラシックの先生に、1回はポップスの先生につく

という選択も出来ます。

 

 

 

どちらの先生も、聴いている人にとって、

美しくて、綺麗で、カッコいいと思って貰えるような歌声で歌う

という所を目指しているという点では同じです。

 

 

 

山の頂上を目指す道が違うだけです。

 

 

 

自分が合っていると思う先生の方を選びましょう。

 

 

 

 

 

先生との相性ってある?

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ボイトレを受ける時に気になるのが、先生との相性です。

 

 

相性というのはやっぱりあります。

 

 

ですが、それ程気にし過ぎることもありません。

 

 

 

ボイトレを受けるというのも、やっぱり人と人との付き合いなので、

この先生の話は分かりやすいとか、納得できるとか、

逆に、何でそんなことするのか分からないとか、

そういうのはどうしてもあります。

 

 

実際にボイトレを受けると、

逆に先生と気が合い過ぎて、練習が進まない、みたいなこともあります。

 

 

音楽に関する話や、発声の考え方など、話をしていて楽しすぎて、

レッスンが進まないということがあります。

 

 

そういう場合は、レッスンを優先するために、

わざとちょっと話しにくい先生を選んだりするのもアリです。

 

 

 

どんな先生でも、

生徒を上手く発声できるようにさせるという所は一致しています。

 

 

 

なので、取りあえず受けてみたいと思える先生や、

雰囲気の好きなスクールなどに入ってみるのがオススメです。

 

 

 

もし先生との相性がどうしても気になるという方は、

トレーナーの複数いるボイトレスクールに入ると良いです。

 

 

何人かの先生のトレーニングを受けてみて、

この人から習ってみたいいうのを選べる所が結構あります。

 

 

スクールの場合は、無料体験レッスンをやっている所も沢山あります。

 

 

 

そういう所を探してみると良いでしょう。

 

 

 

 

 

自宅で練習するのは意味がない?

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ここまで、ボイトレは受けた方が良いという話をしてきました。

 

 

では、自宅で自分でする練習には意味がないのでしょうか?

 

 

そんなことはありません。

 

 

ボイストレーニングを受け始めても、

大抵レッスンは月2回で、多くても4回くらいまでです。

 

 

 

レッスンとレッスンの間に自分でする練習は凄く大切です。

 

 

自主練が少ない人は、やっぱり成長するのも遅いです。

 

 

 

大きな声が出せない環境でも、鼻歌で音程を取るだけでも、練習になります。

(もちろんピッチを気にしながらやらないと意味がありませんが)

 

 

基本的には、トレーナーさんと毎回やっているトレーニング

家でやりましょう。

 

 

課題曲が決まっていれば、課題曲について、

色々指摘されているはずなので、

指摘されている所のトレーニングをしましょう。

 

 

 

当サイトでも、歌唱力を上げるのに役立ちそうな記事もアップしていきます。

 

 

使えそうな素材なども上げていきますので、

是非練習に役立てて下さい。

 

 

 

 

 

さて、今回はここまでです。

次回は、胸式呼吸と腹式呼吸の説明をします。

 

 

>次回 腹式が良いわけ・胸式が悪いわけ

 


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歌唱力向上   2013/12/16   WebMaster

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