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MIXする時にオススメのヘッドフォン

 

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ヘッドフォンと一口に言っても、色々な種類があります。

解放型や密閉型などもそのうちの一つです。

 

その中でも、歌い手さんが知っておく必要があるのは、ヘッドフォンが次の二つのタイプに分かれるということです。

  • リスニング用ヘッドフォン
  • モニタリング用ヘッドフォン

 

今回は、モニタリング用ヘッドフォンのおすすめを紹介していきますが、その前に、二つの違いを見ておきましょう。

 

 

 

リスニング用ヘッドフォン

 

リスニング用ヘッドフォンは、楽しく心地よく聴くために、音を聴く人好みに調整したヘッドフォンのことです。

 

長時間聴けるように、ヘッドフォンの着け心地も特に配慮されている製品が多いのも特徴です。

 

 

 

その人の聴く音楽によって強調して欲しい部分は違います。

 

例えばロックなら、低音部分と高音部分が強調された(ドンシャリ気味の)ヘッドフォンが好きな人が多いでしょう。

ジャズやクラシックなら、全体的に音に暖かみと丸みのあるヘッドフォンが好きな人が多いでしょう。

 

聴く人に合わせて作られているのが、リスニング用ヘッドフォンです。

 

 

リスニング用ヘッドフォンでも音質の良いものは沢山あります。

しかし、元々の音の痛い部分や聴いていてツラい部分を、柔らかくするように調整されているので、モニタリング用には普通使いません。

 

 

 

モニタリング用ヘッドフォン

 

 

モニタリング用ヘッドフォンは、基本的に楽しく心地よく聴くためには作られていません。

(着け心地はある程度配慮されています)

業務用で、スタジオなどで音作りをする人たちのために作られている製品です。

 

音源を素の音で(聴いていて痛い所もツラい所も元のまま)聴くためのヘッドフォンです。

 

 

ギターやドラムなど、色々な楽器が一度に鳴っていても、それぞれの音が聞きとれるように設計されています。

音の歪みなどの判別もしやすいです。

この様々な音の聞き取りやすさを解像度といいます。

 

 

市販のCDでも歌ってみたの音源でも、それを聴く人の環境は様々です。

なので、どの環境で聴いても良い音になるように、調整する必要があります。

 

調整するためには、痛い音も聞く必要があり、痛い音が目立たないようにしなければなりません。

歌ってみたのMIXerさんも、基本的には同じです。

ですから、音源を作る時はモニタリング用ヘッドフォンを使います。

 

 

 

MIXする時にオススメのヘッドフォン

 

MIXの時に使う、モニタリング用ヘッドフォンには、1万円台のものが多くて、かつ有名です。

スタジオではヘッドフォンは消耗品の一つなので、あまりにも高いものは採用されません。

 

 

SONY MONITOR HEADPHONES MDR-CD900ST

 

SONY  MDR-CD900ST

 

音作りをする人が、必ず通るモニタリングヘッドフォンです。

レコーディングスタジオで良く使われています。

おすすめのモニタリングヘッドフォンを探す時、必ずと言っていい程出てくる、とても有名なヘッドフォンです。

日本の音楽業界のスタンダード。

 

 

色々なモニタリングヘッドフォンの中でも、最もナチュラルに音が再生されます。

低音から高音まで、とてもバランス良く聞こえます。

一方で、素の音を聴いている感じが強いため、音が空間的に平たく感じます。

 

一回は使ってみて、音を聞きたいヘッドフォンの一つです。

 

 

 

 

【国内正規品】 AKG プロフェッショナルスタジオモニター・セミオープンヘッドフォン K240MK2

 

AKG K240MK2

 

一つ前のSONY  MDR-CD900STに匹敵すると言われるモニタリングヘッドフォンです。

こちらも、おすすめのモニタリングヘッドフォンを探すと、良く出てきます。

音質もMDR-CD900STに匹敵する程素晴らしく、ナチュラルな素の音を聞くことができます。

世界標準のモニタリングヘッドフォン。

 

 

空間の広がりが、K240MK2の方が優れているという評価も受けています。

 

こちらも一度は音を聞いておきたいヘッドフォンの一つです。

 

 

 

Roland Monitor Headphones RH-A30

Roland RH-A30

 

皆さんよく御存じのRolandが出しているモニタリングヘッドフォンです。

低音が少し控えめですが、その分、中高音の音が非常にクリアに聞こえます。

 

高音成分を気持ちよく聞かせたい楽曲に向いています。

歌ってみたには、高音成分の強い楽曲が多いので、そういった楽曲を編集する際に良いのではないでしょうか。

 

また、モニタリングヘッドフォンでリスニングにも代用したいと考える人にも向いていると思います。

ただし、高音成分の強すぎる楽曲を長時間聴くのには耐えません。

 

 

 

 

SONY ステレオヘッドホン Z1000 MDR-Z1000

 

SONY MDR-Z1000

 

モニタリング用には、1万円台のヘッドフォンしかないのか?というと、そうでもありません。

もっと高い製品もあります。

MDR-Z1000は、モニタリングヘッドフォンの中でも高額な製品です。

位置的には、SONY  MDR-CD900STの上位機種です。

 

お金に余裕のある方は、こちらを使ってみるのも良いでしょう。

流石の値段だけあり、ひとつひとつの音を良く聞き取ることができます。

低音から高音までのバランスも素晴らしく、納得できる製品に仕上がっています。

 

 

 

audio-technica モニターヘッドホン [ATH-M30]

audio-technica ATH-M30

 

逆に、モニタリングヘッドフォンに、もっと安価なものはないのか、というのも気になりますよね。

もちろん、安価なものもあります。

ATH-M30は、4,000円くらいでとてもお手頃です。(当記事の掲載時点)

 

音質は、上で紹介したモニタリングヘッドフォンにはやはり劣りますが、歌ってみたで自分で軽くMIXしたいと考えるくらいなら十分です。

この価格帯の中では、音のバランス取れている製品です。

 

ただし、着けていると耳を側面から抑え付ける力(側圧)が少し強く、長時間使っていると耳が痛くなります。

 

それでも、この価格帯の中では良い製品ですので、1万も出せない、という方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

今回はおすすめのモニタリングヘッドフォンについてでした。

また別の回では、リスニングヘッドフォンのおすすめについても紹介したいと思います。

 

 

 

 


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機材   2014/03/20   WebMaster
タグ:機材

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